2009/10/25

Elementare, mio caro Watson!

 
 昨日の朝から制作をはじめてまる二日かかりましたが、BiBi太郎日記もようやく格好がついてきました。梃子摺ったのなんのって。ただでさえパソコンには明るくないわたしですから、どれだけ失敗を繰り返したことかわかりません。でも、そういうときにはちゃんと助っ人が現れてくれるもの。

 「なあに初歩的なことだよ、ワトソンくん!」と言いながら、面倒な操作を助けてくださったRyoさん、ありがとうございました。こうしてできてみると本当に嬉しいものです。

 さて、BiBi太郎日記では、外国人読者ができることを想定し、辞書や翻訳機能を取りつけてみました。この機能は、ここにもリンクしているダニエレのブログで見つけました。つい先ほどBiBi太郎日記のことをブログで紹介してくれたので、さっそくこの機能を使って日本語に翻訳してみました。

 イタリア語からだと翻訳情報が手薄なのかも知れません。かなり想像力を働かせないとわからない部分もあります。英語だったらもっと流暢な日本語になったかも。ということは、彼らが日本語を読むときも、イタリア語ではなくて英語に翻訳するとわかりやすいのかも知れません。

 この機能は、利用者が翻訳されたおかしな文章を添削して送り返すシステムになっているので、より大勢の意見が反映されれば、もっと自然な言い回しになるでしょう。

 ダニエレについて、わたしも少し触れておきましょう。彼は、ついこのあいだ医学部を卒業したばかり。勉強のあいまによくこれだけのことができると感心するほどいろんなことをしています。その活動内容はダニエレのオフィシャル・サイトに網羅されています(一部製作中)が、目玉はついこのあいだ出版されたファンタジー小説“Primavera di Aithea”でしょう。実は、これは二作目で、この前に詩集“Il  Giorno e la Notte” も出しています。

 本といえば、スペインの諺にこんなのがあります。一生にすべきことは三つある。ひとつは子どもを産むこと、もうひとつは木を植えること、そして、三つ目は本を書くこと。どこに木を植えたら良いのかわからないわたしは、とりあえず本を書きました。わたしにとって本は木のようなもの。いろんな言語に訳されていろんな国のひとの心に根を張っていきます。本と木はどこか似ています。